Caccini, Giulio
ジュリオ・カッチーニ
伊 1550頃(1545, 1551との説もあり)-1618
作曲家、歌手、リュート奏者。
1565年頃からメディチ家に仕え、フィレンツェで学ぶ。パッレに声楽を師事。カメラータ・フィオレンティナの創立メンバーの一人で、モノディ様式の歌曲、音楽劇の発達に貢献し、ここからオペラが生まれていく。通奏低音つき独唱歌曲は、バロック様式の先鞭となり、近代歌曲に向かう出発点となった。レチタティーヴォ様式を考案したひとりと言われ、現代の歌曲、オペラの源泉となった人物である。
現在、彼の曲で最もよく歌われるのはアマリッリであるが、近年アヴェ・マリアが有名になった。しかしこのアヴェ・マリアの作曲者はカッチーニではないという説もある。
代表曲:
チェーファロの強奪 Rapimento di Cefalo (合作)
エウリディーチェ Euridice (ベーリとの合作のものと、単独での作がある)
歌曲集〜新音楽 (アマリッリを含む)
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