エルネスト・アメデ・ショーソン
Chauson, Ernest Amedee
仏 1855パリ - 1899 リメ
法律を学び弁護士となったが、1880年、パリ音楽院入学、マスネの作曲クラスに入る。同年フランクの弟子となり1883年まで師事、フランキストの主要メンバーとなった。デュパルク、ダンディ、フォーレ、ドビュッシー、ルノワール、ドガなどと交流。
サン=サーンスが設立した国民音楽協会の事務局長を10年間務めた。
ヴァーグナーの楽劇パルジファルの初演、再演に関わり、1889年にはバイロイトでパルジファル、トリスタン、マイスタージンガーの上演を体験、ヴァーグナーから多大な影響を受ける。
特に歌曲では旋律美が際立ち、微妙な転調が用いられ、ドビュッシーの先駆けとなり、フランクとドビュッシーをつなぐ重要な位置にいたといえる。
代表作:
◆ピアノ
5つの幻想曲 Cinq fantaisies op.1
風景 Paysage op.38
いくつかの舞曲 Quelques danses op.26
◆室内楽
チェロ(またはヴィオラ)とピアノのための小品 op.39
三重奏曲 op.3(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)
四重奏曲 op.30(ピアノ、弦楽)
弦楽四重奏曲 op.35(1899)
◆管弦楽
交響詩
交響曲 変ロ長調 op.20
ピアノ、ヴァイオリン、弦楽四重奏のための協奏曲 op.21
詩曲 Poeme op.25(ヴァイオリン、オーケストラ)
◆声楽
7つの歌曲 7 melodies op.2
4つの歌 4 melodies op.8
2つの二重唱曲 Deux duos op.11
4つの歌 4 melodies op.13
隊商 La caravane op.14
ミアルカの歌 Chansons de Miarka op.17
愛と海の詩 Poeme de l'amour et de la mer op.19(歌とオーケストラ)
温室 Serres chaudes op.24
3つの歌 op.27
シェイクスピアの歌 Chansons de Shakespeare op.28 (この中の弔歌 Chant funebreは、ダンディ編曲の女声4部合唱、オーケストラ伴奏版がある)
2つの歌 2 melodies op.36(1898)
終わりなき歌 Chanson perpetuelle op.37(弦楽四重奏とピアノを伴う)
婚礼の歌 Chant nuptial op.15(女声4部合唱)
バッラータ op.29(無伴奏4部合唱)
ヴェーダの賛歌 Hymne vedique op.9(4部合唱、オーケストラ)
◆舞台作品
ジャンヌ・ダルク Jeanne d'Arc(複数の独唱と女声合唱)
テンペスト La tempete op.18、劇付随音楽(原作シェイクスピア)
聖チェチリアの伝説 La legende de Sainte Cecile op.22 劇付随音楽
アーサー王 Le roi Arthus op.23
作品:管弦楽曲DB
ABC索引へ戻る
50音索引へ戻る
管弦楽曲DB-TOP
作曲家名簿-TOP