ガブリエル・ユルバン・フォーレ
Faure, Gabriel Urbain
仏 1845パミエ - 1924パリ
オルガニスト、作曲家。
1854年、ニデルメイエール古典宗教音楽学校に入学、1861年からサン=サーンスに学ぶ。
9歳から20歳まで同校で学び、卒業後、1866年、レンヌの聖ソヴール教会のオルガニスト。
1870年、クリニャンクールのノートル=ダム教会のオルガニスト助手となってパリに戻る。その後サントノレ・デロー教会、サン=シュルピス教会のオルガニストを務めた。
1871年、国民音楽協会の設立メンバーとなる。
1877年、聖マドレーヌ教会の楽長。ニデルメイエール音楽学校で教える。
1892年にはプロヴァンス音楽院の音楽教育視察官、1896年、聖マドレーヌ教会の首席オルガニスト、パリ音楽院の作曲科教授に就任。弟子にシュミット、オーベール、ブーランジェ、カセッラ、ラヴェルがいる。
1905〜20年、デュボワの後任としてパリ音楽院の院長。1909年、フランス芸術アカデミーの会員。
1903〜13年、フィガロ紙の音楽批評を担当。
フランスのロマン派以降の最も重要な作曲家の一人。フランス音楽における室内楽の創始者的な存在。
劇的、華麗な効果にあまり関心をもたず、素朴なスタイルを追求した。晩年は聴覚を失い、作曲の傾向は内省的なものとなった。
作品:
◆ヴァイオリン
ソナタ 第1番 イ長調 op.13
ソナタ 第2番 ホ短調 op.108
◆ピアノ
3つの無言歌 Trois Romances sans paroles op.17
即興曲 Impromptus(6曲)
舟歌 Barcarolle(13曲)
ヴァルス・カプリス Valse caprice(4曲)
マズルカ Mazurka op.32
ノクターン Nocturne(13曲)
主題と変奏 Theme et variations op.73
8つの小品 Huit pieces breves op.84
9つの前奏曲 Neuf preludes op.103
バイロイトの思い出 Souvenirs de Bayreuth(4手)
ドリー Dolly op.56(4手)
◆室内楽
ピアノ四重奏曲 op.15、op.45
ピアノ五重奏曲 op.89、op.115
弦楽四重奏曲 op.121
◆管弦楽
オーケストラのための組曲 Suite d'orchestre op.20
管弦楽組曲 「ペレアスとメリザンド Pelleas et Melisande」 op.80
バラード Ballade op.19(ピアノ、オーケストラ)
幻想曲 Fantasie op.111(ピアノ、オーケストラ)
◆声楽
連作歌曲「優しい歌 La bonne chanson」 op.61
レクイエム Requiem(独唱、合唱、オーケストラ)op.48
◆舞台作品
トラジェディ・リリック「プロメテ Promethee」 op.82
ドラム・リリック「ペネロープ Penelope」
ディヴェルティスマン「マスクとベルガマスク Masques et Bergamasques」 op.112
◆劇付随音楽
カリギュラ Caligula op.52(合唱、オーケストラ)
シャイロック Shylock op.57(独唱、オーケストラ)
ペレアスとメリザンド Pelleas et Melisande op.80
作品:管弦楽曲DB

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