Gossec, Francois Joseph
フランソワ・ジョセフ・ゴセック
ベルギー →仏 1734-1829
作曲家、指揮者、教育家。
農民の子に生まれ、教会の聖歌隊で学ぶ。ヴァルクール教会からはじまり、モブージュの聖ピエール教会、アントワープのノートルダム大聖堂で勉強を続ける。1751年パリに出、ラ・ププリニエールの管弦楽団の指揮者となる。その後、コンデ公に礼拝堂の聖歌隊長として仕える。
死者のミサでは、トゥバ・ミルムで斬新な管弦楽法をみせ、大成功を収めた。その他オラトリオやオペラでも時代を先取りする作風でフランス音楽界に大きな影響を与える。フランスにおける交響曲の創始者のひとりで、約60の交響曲があり、管楽器を含めた大編成の曲を書き、ベルリオーズらの先駆となる。オペラも数多く手がけ、華やかな活躍をした。
1780年、王立音楽アカデミーの副監督、1784年、ブルトゥイユが新設した王立歌唱学校(のちのパリ音楽院)の校長となる。パリ音楽院となってからは、作曲科教授。
ナポレオンにも認められ、1799年、パリ・オペラ座の審査委員会委員に任命。レジヨン・ドヌール勲章の最初の受勲者のひとりとなる。
代表作:
死者のミサ 1760
オラトリオ「キリスト降誕」1774
オペラ・コミック「漁師たち」 1766
オペラ・コミック「トアノンとトアネット」 1767
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