Gounod, Charles Francois
シャルル・フランソワ・グノー
仏 1818 - 1893
ピアニストであった母から音楽の手ほどきを受け、その後ライヒャに師事。
1835年、パリ音楽院に入学、アレヴィに対位法を、ル・シュウールに作曲を学ぶ。
1837年、ローマ大賞2等、1839年、カンタータ「フェルナン Fernand」でローマ大賞1等を獲得、41年までローマで過ごす。
友人であったメンデルスゾーンと、彼の姉ファニー・ヘンゼルから影響を受ける。
1847〜48年、聖職者になるべくパリのカルメル会で修行、周囲が思い留まらせ、神父とはならなかった。多くの教会音楽作品に信仰心が反映されている。
1852年、男声合唱団オルフェオン・ド・ラ・ヴィーユ・ド・パリの指揮者となる。
1885年、「聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニス」で成功、1859年にはオペラ「ファウスト」で世界的な名声を得る。
1870〜74年、普仏戦争のためロンドンへ移住。このとき知り合った歌手のジョルジーナ・ウェルドンと問題を起こし、裁判にまで発展する。
現在ではオペラ作曲家として知られるが、作品は宗教音楽の占める割合が多い。
代表作:
聖チェチリアへの賛歌 Hymne a Ste Cecile(ヴァイオリン、オルガン、ピアノの三重奏版と、ヴァイオリン独奏、ハープ、ティンパニ、オーケストラの編曲版がある)
交響曲第1番 ニ長調
交響曲 第2番 変ホ長調
ローマ風行進曲 Marche romaine
ピアノのための6つの小品 Six pieces pour piano
ピアノ伴奏による20の歌曲集
子どもの15の歌 15 melodies enfantines
60曲の聖歌集
アヴェ・マリア−J.S.バッハのハ長調の前奏曲による瞑想 Ave Maria : meditation sur le prelude en ut majeur de J.S.Bach(ソプラノ独唱、オルガン、ピアノ、オーケストラ)
聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニス Messe solennelle de Ste Cecile(独唱、4部合唱、オルガンまたはピアノによる伴奏)
イエスの聖体のミサ曲 Messe du Sacre-Coeur de Jesus(4部合唱、オーケストラ)
オラトリオ「トビア Tobie」
◆オペラ
サッフォー Sapho
いやいやながら医者にされ Le medecin malgre lui
ファウスト Faust (ドイツではヒロインの名をとって、マルガレーテ Margaretheと改題された)
鳩 La colombe
シバの女王 La reine de Saba
ミレイユ Mireille
ロメオとジュリエット Romeo et Juliette
ピエール師 Maitre Pierre
イヴァン雷帝 Ivan le Terrible
作品:管弦楽曲DB
作品:オペラ名曲辞典

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