Marx, Adolf Bernhard
アドルフ・ベルンハルト・マルクス
独 1795 - 1866
作曲家、音楽理論家、法律家。
ハレのテュルクに音楽を師事。ナウムブルクで法律家となり、ベルリンへ移り、ツェルターに作曲を師事。
1824年、ベルリン一般音楽新聞 Berliner Allgemeine musikalische Zeitung (AmZ)を設立。1827年、マールブルク大学で哲学博士号取得。1830年、ベルリン大学の音楽教授、1832年、同大学の音楽監督。1850年にシュテルン、クルラクとともにベルリン音楽学校(後のシュテルン音楽院、市立音楽院)を創立、56年まで同校で教える。
作品はほとんど成功せず忘れられているが、彼の作曲理論はリーマン以前の音楽理論と音楽形式論の発展において重要なものであり、後の論考や教育に大きな影響を及ぼした。また、バッハのミサ曲の編集に寄与し、メンデルスゾーンと共にバロック復興に貢献した。
◆オラトリオ
モーゼ Op.10
◆著作
作曲論 Die Lehre von der musikalischen Komposition 全4巻
音楽機関の組織 Organisation des Musikwesens
19世紀音楽とその振興 Die Musik des 19. Jh. u. ihre Pflege
ベートーヴェンの生涯と作品 L. van Beethovens Leben u. Schaffen
ベートーヴェンのピアノ作品演奏手引き Anleitung zum Vortrag Beethoven scher Klavierwerke (邦訳「ベートーヴェンのピアノ音楽:その解釈と演奏」 門馬直美訳 音楽之友社 1952)
グルックとオペラ Gluck und die Oper
自伝 回想録 私の生涯の思い出 Erinnerungen aus meinem Leben
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