Myaskovsky, Nikolay Yakovlevich
ニコライ・ヤコヴレヴィチ・ミヤスコフスキー
露 1881-1950
作曲家、音楽教育家。
グリエール、クリザノフスキーに師事した後、1906〜11年までサンクトペテルブルク音楽院でリャードフに作曲を、リムスキー=コルサコフに楽器法を師事。1921〜50年、モスクワ音楽院で作曲科教授。門下にはカバレフスキー、ハチャトゥリャン、シェバリンらがいる。1946年、ソ連人民芸術家の名誉称号を受賞。
様式は、ロシア音楽の伝統と民族音楽が溶け合い、チャイコフスキーの影響を受け継ぐ。
「モスクワの音楽的良心」と呼ばれ、モスクワ音楽界の重要人物であった。
27曲の交響曲は、ソ連の歴史的事件、経過との強く結びついている。
◆交響曲
第1番 ハ短調 op.3(1908,改訂 1921)
第2番 嬰ハ短調 op.11(1911)
第3番 イ短調 op.15(1914)
第4番 ホ短調 op.17(1918)
第5番 ニ長調 op.18(1918)
第6番 変ホ短調 op.23(合唱付き。革命の嵐を反映する。フィナーレで怒りの日の主題、2つの革命歌 1923,改訂 1947)
第7番 ロ短調 op.24(1922)
第8番 イ長調 op.26(ステンカ・ラージンから着想 1925)
第9番 ホ短調 op.28(1926-27)
第10番 ヘ短調 op.30(プーシキンの青銅の騎士の主人公エフゲニーを描写 1927)
第11番 ロ長調 op.34(1932)
第12番「コルホーズ」ト短調 op.35(10月革命15周年を記念 1932)
第13番 ロ短調 op.36(単一楽章 1933)
第14番 ハ長調 op.37(1933)
第15番 ニ短調 op.38(1934)
第16番 「飛行機」ヘ長調 op.39(飛行機ゴーリキーの墜落を基に作曲 1936)
第17番 嬰ト短調 op.41(1937)
第18番 ハ長調 op.42(10月革命20周年を記念 1937)
第19番 変ホ長調 op.46(ブラスバンド編成 1939)
第20番 ホ長調 op.50(1940)
第21番「交響的幻想曲 Simfoniya-fantaziya」嬰ヘ短調 op.51(シカゴ交響楽団の委嘱 1940)
第22番「交響的バラード Simfoniya-ballada」op.54(1941)
第23番「北コーカサスの歌と踊りの主題による交響的組曲 Simfoniya-syuita na temi pesen i tantsev narodov Severnogo Kavkaza」イ短調
op.56(1941)
第24番 ヘ短調 op.63(1943)
第25番 変ニ長調 op.69(1946)
第26番 ハ長調 op.79(1948)
第27番 ハ短調 op.85(ロシア的旋律で、レクイエム的要素を持つと共に、人民の華々しいマーチであり、ソヴィエト時代の交響曲の最高峰と言われる。没後に初演 1949)
◆交響詩
沈黙 (1909-10)
アラストル (1912-13)
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