セルゲイ・セルゲエヴィチ・プロコフィエフ
Prokofiev, Sergey Sergeyevich
露 1891 - 1953
作曲家、ピアニスト。母からピアノの手ほどきを受け、幼い頃より作曲をする。1902年、グリエールらに音楽理論を習い、1904年、サンクトペテルブルク音楽院に入学、音楽院ではリムスキー=コルサコフ、リャードフ、チェレプニンに師事。1914年、自作のピアノ協奏曲第1番を演奏、学年トップの成績で卒業。この時期、ディアギレフと出会い、ディアギレフの尽力により1915年のローマデビューが実現した。
1918年、革命の混乱を逃れ、ソヴィエト当局の許可を得て出国し、日本経由で米国に渡り、西ヨーロッパでも活動。
1921年にはシカゴでオペラ「3つのオレンジへの恋」とピアノ協奏曲第3番が初演となるが、当時の聴衆の理解は得られずに終わる。
1921〜32年、パリでディアギレフのためにバレエ曲を作曲。1923年からはパリを拠点にし、ラヴェルや画家のピカソ、マティスらと交遊。各地で演奏旅行を行い、ピアニストとしての名声も得る。
1927年、ソ連の公式招待に応じ、ソ連国内で初めて演奏旅行をし、成功。1936年、帰国。
スターリンの文化政策下でのソヴィエト的傾向を保った作品を書くにおいては幾度も批判を受け、1948年、党の中央委員会のジダーノフから「形式主義的」と評され、ジターノフに対する批判で首謀者の一人と目され、体調を崩す。
晩年はモスクワ近郊の別荘に引きこもり、1953年、スターリンと同じ日に死去。
代表作:
交響曲(7曲)
祝典詩曲 Prazdnichnaya poema
交響的絵画「夢 Sni」op.6
交響的スケッチ「秋 Osenneye」op.8(1910 改訂版1915、1934)
交響的物語「ピーターと狼 Petya i volk」op.67
ヴァイオリンソナタ ニ長調
弦楽四重奏曲(2曲)
◆ピアノ
ソナタ(9曲)
ソナチネ(2曲)
トッカータ Tokkata ニ短調 op.11
つかの間の幻影 Mimolyotnosti op.22
子どもの音楽 Detskaya muzika op.65
ロメオとジュリエット Romeo i Dzhuliettaによる小品 op.75
◆オペラ
マッダレーナ Maddalena op.13
賭博者 Igrok op.24
3つのオレンジへの恋 Lyubov' k tryom apelsinam op.33
火の天使 Ognenniy angel op.37
セミョーン・コトコ Semyon Kotko op.81
修道院での結婚 Obrucheniye v monastire op.86
戦争と平和 Voyna i mir op.91
真実の人間の物語 Povest' o nastoyashchem cheloveke op.117
◆バレエ
7人の道化師をだました道化師の物語 Skazka pro shuta, semerikh shutov pereshu tivshego op.21 (別名:シュー Chout)
鋼鉄の歩み Stal'noy skok op.41
放蕩息子 Bludniy sin op.46
ドニエプル川の岸辺で Na Dnepre op.51
ロメオとジュリエット Romeo i Dzhulietta op.64
シンデレラ Zolushka op.87
石の花 Skaz o kamennom tsvetke op.118
◆劇音楽
エジプトの夜 Egipetskiye nochi
エヴゲニー・オネーギン Evgeny Onegin op.71
ハムレット Hamlet op.77
◆映画音楽
キージェ中尉 Poruchik Kizhe
スペードの女王 Pikovaya dama op.70
アレクサンドル・ネフスキー Aleksandr Nevsky
イヴァン雷帝 Ivan Grozniy op.116
作品:交響曲・その他
作品:バレエ・劇場音楽
作品:オペラ名曲辞典
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