Reznicek, Emil Joseph Nikolaus von
エミール・ヨゼフ・ニコラウス・フォン・レズニチェク
オーストリア 1860-1945
レズニチェックは文部省教育用音楽用語。
作曲家、指揮者。グラーツ大で法学を学んだ後、ライプツィヒ音楽院でピアノをライネッケ、理論をヤーダスゾーンに師事。指揮者としてグラーツ、チューリヒ、マインツ、シュチェチン、ベルリンなどを巡り、1888〜95年にはプラハで軍楽隊長、1896年にはヴァイマルで宮廷楽長、1896〜99年はマンハイムで宮廷楽長を務めた。
1905年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の楽団員による室内楽コンサートを組織して成功を収める。1906〜09年にはワルシャワでオペラを指揮。1909〜11年、ベルリンのコーミッシェ・オーパーの楽長を務めた。1919年、ベルリン芸術アカデミーの会員。1920〜26年、ベルリン高等音楽学校で作曲と楽器法を教える。また作曲家国際共同事業の常任顧問のドイツ代表を務めた。
後期ロマン派的作風で、ユーモアに富む。ドンナ・ディアナの序曲が有名。
代表作:
交響曲(4曲)ニ短調、変ロ長調、ニ長調、ヘ短調
弦楽のためのセレナード
交響詩(3曲)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
バレエ「金の子牛 Das goldene Kalb」(1935)
◆オペラ
「ドンナ・ディアナ Donna Diana」(1894、改訂版1933)
「ティル・オイレンシュピーゲル Till Eulenspiegel」(1902、改訂版1927)
「青ひげ Ritter Blaubart」(1920)
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