フランツ・シュミット
Schmidt, Franz
オーストリア 1874 - 1939
生地ブラティスラヴァで母親とルートヴィヒ・ブルガーに音楽の手ほどきを受ける。
1890年からウィーン音楽院で作曲をフックスに、チェロをヘルメスベルガーに師事。
1896〜1914年、宮廷歌劇場(現国立歌劇場)管弦楽団でチェリスト。同時に1896〜1911年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の団員。
1901年からは音楽院(1914年に音楽・演劇アカデミーに改称)でチェロを教え、1914年にはピアノ・コースを、1922年には対位法と作曲のコースを受け持つ。1927〜31年、院長。自身は狭心症、また家族の病気、娘の死などが重なり、1937年辞職。カンタータ「ドイツの復活」を未完のままに死去。このカンタータは、ナチスへの譲歩を示し、戦後批判を呼んだ。
ブルックナーの影響を持つ伝統的後期ロマン派的作風は、高く評価されている。
作品:
トッカータ ニ短調(ピアノ 1938)
オルガン
幻想曲とフーガ ニ長調(1924)
前奏曲とフーガ 変ホ長調(1925)、ハ長調(1927)、イ長調
3つの幻想曲集 3 kleine Fantasiestucke(チェロ、ピアノ 1892)
弦楽四重奏曲(1925,1929)
ピアノ五重奏曲(1926,1932,1938)
交響曲(4曲 1899,1913,1928,1933)
ベートーヴェンの主題による協奏的変奏曲 Konzertante Variationen uber ein Thema von Beethoven(ピアノ 1923)
ピアノ協奏曲(1934)
オラトリオ 7つの封印の書 Das Buch mit sieben Siegeln(1937)
カンタータ ドイツの復活 Deutsche Auferstehung(未完。ローベルト・ヴァーグナーにより完成)
オペラ ノートル・ダム Notre Dame
オペラ フレディグンディス Fredigundis
作品:管弦楽曲DB
ABC索引へ戻る
50音索引へ戻る
管弦楽曲DB-TOP
作曲家名簿TOP