ウィリアム・ハワード・シューマン
Schuman, William Howard
米 1910 - 1992
1933〜37年、コロンビア大学のティーチャーズ・カレッジで学び、ジャズやポピュラー音楽で活動するが、1936〜38年にロイ・ハリスに作曲を師事、ジュリアード音楽院で学ぶ。
1939年、クセヴィツキー指揮のボストン交響楽団が「アメリカ祝典序曲」を、1941年には交響曲第3番を初演、これらは代表作となり、名声を得る。
1935〜45年、サラ・ローレンス・カレッジで教鞭を執る。1945〜62年、ニューヨークのジュリアード音楽院の院長。1946年同校でジュリアード弦楽四重奏団を創設。
1943年、「自由の歌」でピューリッツァー音楽賞の最初の受賞者となる。
1944〜45年、シャーマー社の出版局長、1945〜62年、同社の顧問。
1962〜69年、ニューヨークのリンカン・センター所長。
1970年からはアメリカ・ビデオレコード社を運営した。
数多くのアメリカの大学から名誉博士号を受ける。
作風は、ジャズやアメリカ民謡の要素を取り入れると同時に、フーガなど伝統的な作曲法も用いる。多調的和声、不規則なリズムなど、個性的なスタイルで、アメリカを代表する作曲家の一人。
代表作品:
交響曲
第1番(18の楽器 1935 作曲者により撤収)
第2番(1937 作曲者により撤収)
第3番(1941)
第4番(1941)
第5番(弦楽 1943)
第6番(1948)
第7番(1960)
第8番(1962)
第9番「アルデアの洞窟 Le fosse ardeatine」(1968)
第10番「アメリカのミューズ American Muse」(1976)
アメリカ祝典序曲 American Festival Overture(1939)
サーカス序曲 Circus Overture(1944)
ニュー・イングランド三部作 New England Triptych(1956)
5つの小品「旅 Voyage(1972)
ピアノ協奏曲(1942)
ヴァイオリン協奏曲
◆声楽
開拓者たちよ! Pioneers!(八重唱 1937)
カンタータ「自由の歌 A Free Song」(ピューリッツァー作曲賞受賞作。歌詞ホイットマン W. Whitman、1942)
カンタータ「打席のケイシー Casey at the Bat」(オペラ「辣腕ケイシー」の編曲、1976)
◆オペラ
辣腕ケイシー The Mighty Casey
◆バレエ
引き波 Undertow
夜の旅 Night Journey
ユディット Judith
劇場行きの旅 Voyage for a Theater
エンドルの口寄せ女 The Witch of Endor
作品:管弦楽曲DB
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