カール・フィリップ・シュターミッツ
Stamitz, Carl Philipp
独 1745 - 1801
マンハイム楽派の開祖ヨハン・シュターミッツの息子。チェコ名はKarel Filip。
父に学び、次いでカンナビヒ、ホルツバウアー、リヒターに学ぶ。
父の死後、1762年、マンハイム宮廷楽団の第2ヴァイオリニストとなり作曲を始める。しかし時代の先端を行く作風は歓迎されず、母の死後、、1770年にマンハイムを離れ、パリに演奏旅行、成功し、翌年、ノアイユ公ルイのもとで指揮者兼作曲家となり、伯爵について欧州中を旅行した。
73年に宮廷を辞し、1777年からはヴァイオリンのヴィルトゥオーソとしてイギリス、オランダ、ドイツを演奏して巡り、1794年頃にイェーナに落ち着くまで多くの街を転々とする生活が続いた。イェーナではイェーナ大学の学長を務めたが、晩年は錬金術に夢中になり経済的に破綻した。
交響曲が約50曲、2〜7台の独奏楽器のための協奏交響曲が38曲の他、ヴァイオリン、クラリネットなどのための協奏曲が多数あり、室内楽曲は250を超える。作風はマンハイム楽派第2世代ならではの、18世紀後半のギャラント様式・多感様式の典型となっている。
作品:管弦楽曲DB
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