【基礎データ】
アロルド
Aroldo
ジュゼッペ・ヴェルディ
Giuseppe Verdi(伊1813〜1901)
台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
Francesco Maria Piave(伊語)
原作:ヴェルディの歌劇「スティッフェリオ」(1850年初演)の改作
初演:1857年8月16日
リミニ・テアトロ・ヌオーヴォ劇場(ミラノ)
Rimini Teatro Nuovo
演奏時間:(プロローグ10分、第1幕40分、第2幕25分、第3幕25分、第4幕25分) 合計約2時間
概説:歌劇「アロルド」は、1850年初演のヴェルディ自身の歌劇「スティッフェリオ」を改作したもの。「スティッフェリオ」の舞台は、18世紀前半プロテスタントを迫害した北のローマとも呼ばれたザルツブルク。おまけに主人公がこのプロテスタントの牧師で、牧師の布教中に、その妻が不倫をするといったきわどい内容で、当局の検閲を受け上演中止に追い込まれた。そこでヴェルディは、この「スティッフェリオ」を救うため、主役の牧師を十字軍の兵士、舞台をイングランドに置き換えた「アロルド」を7年後に世に出し成功を収めた。作品の内容はさほど変わっていない。近年になり原作「スティッフェリオ」が再評価されるようになると、反対に「アロルド」の上演は稀になってきている。
楽器編成:
2Fl(1Pic),2Ob(EH),2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb,1Tuba/timp,perc/Str
by Ikumi
最終更新:20080525

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