第1部
田園。アスカニオを連れたヴィーナスが地上に降り立つ。ヴィーナスはこの地がアスカニオの支配する契約の地だと伝える。アスカニオは未だ見ぬシルヴィアが、もう何年も前から自分を愛していることを知る。しかしヴィーナスはアスカニオに、夕べの婚礼の時まで、シルヴィアに身分を明かさないことを約束させる。アスカニオは未だ見ぬ恋人に燃え立つ想いを歌う。シルヴィアが司祭のアチェステに導かれ入場。シルヴィアは夢の中に見た若者が、結婚相手のアスカニオの姿だとカヴァティーナを歌う。アスカニオは他国の民に変装して木陰からシルヴィアを見るが、シルヴィアの姿に感激し、一刻も早く名乗り出たいとヴィーナスに訴えるが、ヴィーナスの美徳をもっとよく知るために、まだ身分を明かしてはいけないと諭す。聖霊達がアルバの町の建築を始める。人々は神々の奇跡に感激する。
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