第3幕 
第1場 地下鉄構内の売店
衰弱し切ったアニーナが待つ地下鉄の駅に、ドン・マルコがミケーレを連れてくる。アニーナはミケーレに自首するよう説得するが、ミケーレは「神とさえ戦う!」と自首を拒み、アニーナにずっと一緒にいて欲しいと懇願する。しかしアニーナは自分の命が尽きかけていることを話し、修道女になって兄ミケーレの魂を救いたいと告げる。ミケーレはアニーナをなじり再び逃亡してしまう。
第2場アニーナの部屋
瀕死状態で修道女の誓いの時を待つアニーナの周りで、女性たちがアニュス・ デイを唱和している。アニーナが儀式に着る白衣がないと心配すると、カルメラは自分のウェディングドレスを優しくまとわせる。教会からの手紙が届き、修道女になる許可がおりる。ドン・マルコが儀式を執り行い、花嫁姿のアニーナは最後の力を振り絞って祈りを捧げる。駆け付けたミケーレは修道女を断念するように泣きすがるが、もうアニーナの耳には届かなかった。人々が見守る中、昇天したアニーナの指に、ドン・マルコはキリストの花嫁として金の指輪をはめる。ミケーレが絶望のうちに去り幕となる。
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