【あらすじ】
時と場所:18世紀中頃。ガルシア地方(ポーランドの南部でチェコとの国境近く)のとある小さな村
<第1幕>
舞台はポーランド南部のとある村。人形作り職人のコッペリウス博士の家の窓辺では、美しい娘コッペリアがいつも本を読んでいる。広場に村の青年フランツが登場する。彼は婚約者のスワニルダがいるにも拘わらず、コッペリアに好意を抱いている。音楽はポーランド舞曲<※マズルカ>になる。そこにスワニルダが登場し、彼の気持ちに気付いてしまう。市長が現れ、明日新しく寄贈された鐘の祝賀会が開かれ、その際に結婚するとお祝い金がもらえると告げる。市長はスワニダにフランツとの結婚を勧めるが、スワニルダは麦の穂を手にして占いをしたところ、フランツの気持ちは自分にないと出てしまう。彼女は苛立ってしまい、二人は喧嘩別れしてしまう。スラヴ民謡の主題によるヴァリエーション(5曲)で、娘たちとスワニルダが踊る。ハンガリー舞曲<チャールダッシュ>。日が暮れて、コッペリウス博士はいつもの酒場に行く。村の娘たちとスワニルダが登場し、博士がうっかり落としていった鍵を拾う。スワニルダはコッペリア(フランツが好意を抱いているため)が前から気になっていたので、娘たちと忍びこむ事にする。一方、フランツもコッペリアに会いたくて、忍び込もうとしていた。
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