第3幕コリントのカタコンベ(地下共同墓地)
ギリシャ人たちが戦いの準備をしている。逃げ帰ったパミーラはギリシャの娘たちと共に祈っている。そこへマホメット二世が現れて、今一度パミーラとの結婚とギリシャとの和平を求める。しかしクレオメネはあくまでもそれを拒む。さらに隊長ネオクレは自分がパミーラの許婚者であったと告げる。マホメット二世は怒り、報復を誓い帰って行く。パミーラが父クレオメネのもとに現れる。クレオメネは彼女に冷たく対応するが、ネオクレは父娘を和解させ、一同は祖国ギリシャのために戦うことを誓い、最後の戦いへと勇んで出発する。
やがてトルコ軍の勝利の叫びが聞こえ、コリントの町も火に包まれる。覚悟を決めたパミーラは自害する。そこへマホメット二世がパミーラを捜しに来る。瀕死のパミーラを見つけ、マホメット二世やトルコの兵士たちが呆然と立ちつくす。(幕)
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