【基礎データ】
カーリュウ・リヴァー op.71
(教会上演のための寓話)
CURLEW RIVER
作曲:ベンジャミン・ブリテン
Benjamin Britten
原作:観世十郎元雄の能『隅田川』
台本:ウィリアム・プローマー
William Plomer
初演:1964年6月13日
オーフォード教会(オーブドバラ音楽祭)
上演時間:1時間10分
楽器編成:Fl,Hr,Vla,Kb,Perc/Hp/Org
概説:
1956年に来日したブリテンは能の『隅田川』を見て感激し、この内容を中世初期の英国に舞台を移し替えてこの曲を創作した。能のもつ簡素な力強さを西洋音楽の手法で表現しようとしたブリテンの意図は成功し、一切の甘い装飾のない力強い曲が生まれた。舞台は英国だが曲を聞いていると、ことなしか東洋的というよりむしろ日本的な響きが感じられる。
※このあらすじは、1985年7月13日に東京草月ホールで上演された、東京オペラプロデュース第25回定期公演のプログラムから提供を受けています。
最終更新:2011年2月11日

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