【基礎データ】
家庭戦争(謀反人)
Der hausliche Krieg(Die Verschworenen)
作曲者:フランツ・ペーター・シューベルト
Franz Peter Schubert(オーストリア1797-1828)
台本:イグナーツ・フランツ・カステリ
Ignaz Franz Castelli(独語)
原作:アリストパネスの喜劇戯曲「女の平和」(紀元前411年)
Aristophanes「Lysistrata」
初演:1861年3月1日
楽友協会ホール(ウィーン)→演奏会形式
Musikverein
1861年8月29日
フランクフルト→舞台上演
演奏時間:全1幕約1時間5分
楽器編成:2Fl,2Ob,2Cl,2Fg/2Hr,2Tp,3Tb/Tim/Str
概説:シューベルトの作曲したオペラの中では最も知られた、上演回数も一番多い作品。原作は古代ギリシャの喜劇作家アリストパネスの代表作「女の平和」で、アテネとスパルタ間の戦争(ぺロポネソス戦争:BC431-404)の時期、戦争に反対する女性たちの、セックス・ストによる反戦運動が題材となっている。全1幕ながらも話や曲の構成がしっかりした、軽快な曲の多い音楽性にも優れた作品である。本来の題名は「Die Verschworenen 謀反人・陰謀者」であったが、この題名では検閲を通らなかったために「Der hausliche Krieg 家庭戦争・家庭争議」という表現の柔らかいものに変更された。
by Ikumi
最終更新:2010年6月12日

RETURN
オペラ名曲辞典TOP