【基礎データ】
妖精/Die Feen/The Fairines
作曲:リヒャルト・ワーグナー/Richard Wagner(1813~1883)
台本:作曲者、ドイツ語
原作:カルロ・ゴッツィ/Carlo Gozzi(1720~1806),「蛇女/La donna serpent」
初演:1888年6月29日、ミューヘン/Munich,ロイヤルコート劇場/Konigliches Hoftheater
演奏時間:第1幕1時間13分,第2幕1時間,第3幕46分、合計約2時間57分
楽器編成:2Fl,Pic,2Ob,2Cl,2Fg/4hr,2Tp,3Tb/Tim/Str
Banda:2Fl,2Cl,2Tp,4Tb
概説:「妖精」はワーグナー初期の作品で、これに先立つ作品「婚礼」が姉の反対にあい未完に終わり廃棄されたため、オペラの形で完成された最初の作品である。しかし彼の存命中に上演されることはなく、初演はワーグナー生誕75周年記念まで待つことになる。しかしながら「妖精」の贖罪をテーマとした幻想的な筋立て、強い兄妹の絆はワーグナー作品で好んで使われ、ウェーバーを始め多くの作曲家に影響を与えた。
by MI
最終更新:2011年4月21日

RETURN
オペラ名曲辞典TOP