第3幕/パンタレオーネ邸の広間
 ピントになりすましたガストンが、従者のアンブロージオを伴いパンタレオーネ家にやって来た。侍女のラウラが祝賀会の準備の手を止め二人を出迎えたが、アンブロージオがラウラを見るなり口説き始めるので、彼女はすぐに引っ込んでしまう。するとそこへクラリッサの恋人ゴメスが現れ「クラリッサと私は愛し合っているのだ!」とガストンに決闘を迫る。ガストンはゴメスの迫力に圧倒されると、彼の勇気を称え「ではあなたが婚約者を名乗りなさい」と、ピントの父親からの手紙をゴメスに手渡した。祝賀会が始まり、ゴメスが「クラリッサの婚約者ピント」として皆に紹介される。証拠の手紙を持っていたゴメスを、パンタレオーネはすっかりピントだと思い込んでいた。そこへ本物のピントが現れる。彼は何も知らずにガストンに教わった通りクラリッサに求婚し、周りの皆に馬鹿にされる。求婚がうまくいかず焦っているピントは、ガストンの姿を見付け「騙したな!」と責め立てるが、ガストンが剣を抜き戦う姿勢を見せると、さっさと逃げ出してしまう。その後ガストンとゴメスは自分たちの正体を明かし、パンタレオーネは娘の恋人ゴメスの存在に怒りを露わにするが、ガストンの説得で何とか二人の仲は認められ、クラリッサとゴメスは晴れて結ばれ幕となる。

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