【基礎データ】
ドン・キホーテ/Don Quichotte
作曲:レオン・ミンクス/Leon Minkus,[本名Ludwig Aloisius Minkus](1826~1917)
原作:ミゲル・デ・セルバンデス/Miguel de Cervantes Saavedra(1547~1616)
前篇「英知に富んだ郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ/El ingenioso hidalgo Don Quijote de la Mancha」,後編「英知の富んだ騎士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ/Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de la Mancha」
オリジナル振り付け:マリウス・プティパ/Mrius Petipa(1818~1910)
振り付け:ルドルフ・ヌレエフ/Rudolf Khametovich Nureyev(1938~1993)
初演:1869年、モスクワ、ボリショイ劇場
楽器編成:
2Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,3Tp3Tb,Tub/Tim,2Perc(SD,BD,Cym,Tamb,Trgl,Cast,wind machine)/Hp/Str
時と場所:中世、スペインの村
概説:バレエ「ドン・キホーテ」は、有名なセルバンデスの小説の後編「英知に富んだ騎士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」の中で語られる、キトリとバジルの恋のエピソードを軸に描かれている。ドン・キホーテ自身は主人公ではなく、物語を傍観しながら、時々現れては、ひと暴れするといった程度である。作曲家のレオン・ミンクスは振付師マリウス・プティパとともに約20年にわたりロシア帝室バレエ団のために作品を提供し続けた。代表作としては「ドン・キホーテ」「ラ・バヤデール」「パキータ」の3作品が挙げられる。
この「ドン・キホーテ」には終幕のグラン・パ・ド・ドゥ(GPDD)をはじめ、華麗なテクニックがふんだんに盛り込まれており、今なお世界中のバレエ団の基本の演目となっている。ここではヌレエフがオリジナルをもとにパリ・オペラ座バレエ団のために振付けたヌレエフ版を基にしている。
by MI
2009年3月27日
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