第2幕
王宮に招かれたラズリは美女に囲まれ楽しんでいる。そこへ王があらわれ祝賀会の終わりを告げると、城で好きなように過ごすがよいという。しかしラズリは恋する女性のもとへ旅立ちたいと頼む。王はその女性と結婚すればいいとラズリにいうが、その相手が人妻なのでいろいろ不具合が…という話の最中、エリソン大使一同が謁見しに城を訪れる。大使を見たラズリはあの男こそが意中の女性の夫だというと、王は夫を逮捕し、妻を君にあげようという。シロコにエリソンを逮捕させ、その場でエリソンの□から王女の結婚話が打ち明けられ、ラウラは失神してしまう。そこにラズリが現れ、ラウラの介抱をすると、アロエスは前から気のあったタピオカにラズリとラウラ同様に高揚していきキスの四重唱となる。ラズリとラウラの様子を見た王は二人に金貨を渡し、湖の岸のボートで逃亡するよう勧める。
王はアロエスが王女だと信じ、婚礼の用意をタピオカに命する。婚礼の準備が整うとエリソンが警護の者を説得し現れる。アロエスは王女でない事を打ち明け、ラズリを見つけたら射殺するように警護の者に命令したとも言う。
その瞬間、一発の銃声が鳴り響き船は沈没。難を逃れたラウラが部屋にやってくる。余命1日となり絶望に打ちひしがれた王とシロコに皆は同情し幕となる。

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