第2幕 ランスの広場
人々はフランスの勝利を祝いジョヴァンナをたたえる。そこへ彼女の父ジャコモが現れ、ジョヴァンナは魔女だと叫ぶ。人々は雷鳴が轟いたことに恐れをなし、彼女を魔女だと騒ぎだす。ジョヴァンナは天使の警告を聞かなかったからと悔い、ジャコモは娘をイギリス側へ連れて行く。
第3幕 イギリス軍の陣営
フランスから追放されイギリス軍に捕らわれたジョヴァンナは、自らの残酷な運命を嘆く。父ジャコモが来て、捕らわれてなおフランスのために祈る娘の姿に感動し、娘を魔女扱いしたことを後悔する。ジャコモは娘の鎖を解き、ジョヴァンナは父の剣を持って再び戦場へと走る。白馬に乗ったジョヴァンナは再び戦場でフランスのために手柄を立てる。やがて国王カルロが入ってきて、ジャコモにジョバンナの負傷を伝え、瀕死のジョバンナが運ばれてくる。彼女は自分が魔女ではないことを切々と訴え、ジャコモと国王カルロは許しを乞う。祖国への愛と神への祈りを抱き、ジョバンナは息をひきとる。(幕)

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