【基礎データ】
エジプトのジュリオ・チューザレ
Giulio Cesare in Egitto
作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
Georg Friedrich Handel(1685-1759)
台本:ニコラ・フランチェスコ・ハイム/Nicola Francesco Haym
原作:ジャコモ・フランチェスコ・ブッザーニ/Giacomo Francesco Bussani
初演:1724年2月20日 ロンドン/London キングス劇場/King’s Theatre
演奏時間:序曲3分、第1幕81分,第2幕73分,第3幕68分、合計約3時間45分
楽器編成: Org: 2Ob/4Hr/Cemb/Str (ed. Chrysander: 2Fl,2Ob,2Fg/4Hr,1Tp/Hp/Str)
概説:1711年にロンドンで「リナルド」を成功させたヘンデルはその後もロンドンを拠点に活動を続け、1719年にはヘンデルのオペラを恒常的に上演するロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックを設立した。「ジュリオ・チューザレ」はこのロイヤル・アカデミーのために作曲した五作目の作品である。「数週間でオペラ一曲を書き上げた」と言われる程筆の速いヘンデルが1723年6月に作曲を開始し、翌年1724年2月までの間に何度も加筆修正し、台本も大幅に手直しをして作り上げた。初演を含む13公演は大成功を収め、その後も1725年1730年1732年と興行の度に改訂をおこなった。数々の名アリアを生んだ40作近いオペラの中でも最も充実した、ヘンデルの絶頂期を代表する作品である。
by MI
最終更新:2009年12月16日
RETURN
オペラ名曲辞典TOP