第3幕 法廷
入廷を前にヘンリー王とアン・ブリンは結婚指輪を交換し、愛を誓い合う。法廷が開き、傍聴席は民衆で埋め尽くされている。そこに、ヘンリー王、キャサリン王妃、ドン・ゴメスが入廷する。荘厳なイングランド讃歌が全員で歌われ、裁判が始まる。まず王が「兄の未亡人との婚姻はレヴィ記により無効だ」と都合のよい申し立てをする。打ちひしがれるキャサリン王妃は「どうかご慈悲を!」と身の哀れを歌い、王に懇願する。弁護に立つドン・ゴメスは、「スペインはキャサリン王妃の名誉の為に戦う!」と訴える。しかし王は「イングランドは復讐も戦争も受けて立とう!」と叫ぶ。裁判官から婚姻無効の判決が言い渡され、キャサリン王妃は裁判の違法を訴える。そこにローマ教皇の使者が到着し、「離縁の不許可」を下す。怒った王はローマ・カトリックからの離脱と英国教教会の独立、そしてアン・ブリンとの結婚を宣言する。民衆が、王であり英国教教会の長となったヘンリーの勝利を称賛する中、絶望のキャサリンとドン・ゴメスは退廷する。
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