第4幕
第1場/寺院の地下牢
 ジャンは死を覚悟するが、自分もサロメを愛していることを認め「信仰を抑制することはできないが Ne pouvant reprimer les elans de la foi」と、神に問い祈った。そこへサロメが現れ一緒に死ぬと言うので、ジャンは自分の愛を告白した上で「君は生きてくれ!」と願う。大祭司が現れ二人を引き離すと、サロメは宮廷に、そしてジャンは死刑場へと連れて行かれた。
第2場/宮廷の広間
 広間ではローマ軍が祝典を行っている。サロメは踊りを披露した後、エロディアード王妃にジャンの赦免を申し出るが、既にジャンは処刑された後だった。逆上したサロメはエロディアードに短剣を向け襲い掛かるが、彼女が「許して!私はあなたの母親なのよ!」と叫ぶのを聞き、サロメは「全ての忌わしいことから解放されたい!」と、自らの胸に短剣を刺し命を絶った。(幕)
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