<第2幕>海賊の洞窟
洞窟の中に財宝を運び入れる海賊達。解放された乙女達とともに、縛られたランケデムが連行される。意気上がる海賊達と乙女達が喜びの舞を踊る。コンラッド、アリ、ビルバンドの踊り、海賊達の讃歌、メドーラ、乙女達の踊りが次々と披露される。やがて乙女達は祖国に帰らせてくれるようにコンラッドに願い出る。願いを聞き入れたコンラッドは乙女達に宝を授け帰国させる。そのやり方に納得できない手下のビルバンドは、仲間を引き連れ、剣を振りかざしコンラッドに異議を唱える。勢力抗争が始まり、コンラッドと忠実な手下のアリは乙女達を逃がし、ビルバンド達を抑え込む。納得のいかないビルバンド達に、捕えられていたランケデムが近づくと、眠り薬を振りかけた花束を、メドーラからコンラッドに渡させるようにそそのかす。その頃コンラッドはメドーラと仲良く酒を飲み踊っている。そこにランケデムが忍び込み、薬のかかった花束をメドーラに渡す。メドーラは何も知らずに花束をコンラッドにプレゼントする。すると花の匂いを嗅いだコンラッドは意識を失い、ベッドに倒れ込む。驚いたメドーラはコンラッドに駆け寄るが、ランケデムとビルバンドの仲間達に捕えられ、連れ去られてしまう。意識を取り戻したコンラッドは、アリとともにメドーラ救出に向かう。

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