第2場、ナンニの家
ナンニの家ではヴェスピーナがネンチョへの叶わぬ想いを歌っている。兄のナンニが現れ「サンドリーナがネンチョと結婚することになった」と打ち明ける。失意の兄妹は「もう望みは無い」と二重唱する。
第3場、フィリッポの家の前
ネンチョはサンドリーナのためにセレナーデのアリア「都会の娘は移り気だ」を歌う。ヴェスピーナとナンニは隠れて、ネンチョとフィリッポとサンドリーナの様子をうかがっている。立ち聞きされていることなど知らないネンチョが「必要とあらば、たとえ力ずくでもサンドリーナを奪い取る覚悟だ」と熱く愛を語るので、ヴェスピーナは矢も楯もたまらず躍り出て、ネンチョの顔をひっぱたく。それをきっかけに五人はフィナーレのアンサンブルになる。
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