婚約手形
La Cambiale di matrimonio
ロッシーニ
Giaocchino Rossini(1792-1868)
台本:ロッシ/Gaetano Rossi(1774-1885)
初演:1810年11月3日、サン・モイゼ劇場(ヴェネツィア)
時代設定なし、イギリス
上演時間:約80分
楽器編成:1Fl,2Ob,2Cl,1Fg/2Hr
概説:
1810年秋、ヴェネツィアのサン・モイゼ劇場では、新作のファルサ(一幕ものの軽い喜劇)を依頼していた作曲家が降りてしまい、急遽18歳のロッシーニに白羽の矢が立った。推薦したのはこの劇場の歌手、ジュゼッペ・モランディとローザ・モロッリの夫妻。ロッシーニはこの年ボローニャの音楽学校を卒業したばかりだった。曲はごく短期間になされ、序曲は前年ボローニャで修行中にかかれたものを転用している。ハイドン、モーツァルト、チマローザ等の影響が見え隠れしていると言われるが、ロッシーニ天性の音楽の躍動感が十分に発揮された作品に仕上がっている。
最終更新:20040430

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