カナダの民族衣装を着たスルックが到着する。スルックはファニーを見て一目惚れ。その上彼女が花嫁候補と聞かされるので大喜び。ファニーと二人だけになったスルックは彼女の契約書を見て、トビアの娘と知り、喜んで契約するという。しかしあまりにドライな契約内容を知ったファニーは彼のプロポーズを拒む。恋人のエドアルドも現れ、スルックに諦めて帰国するようにと言うので、スルックは怒り言い争いになる。三人が退場すると、入れ替わりにノートンと小間使クラリーナが登場。二人はスルックがやがて諦めて帰国するだろうと話し、クラリーナは愛情の大切さを歌う。クラリーナが退出した後、スルックが登場。ノートンはスルックに対して、ファニーはすでに抵当に入っていると忠告する。驚くスルック。トビアは娘を気に入ったかとスルックに尋ねるが、スルックは気に入ったが結婚は出来ないと答える。怒ったトビアはスルックに決闘を申し込み退場する。入れ違いにファニーが入場。スルックはファニーとエドアルトが愛し合っていることを知り、抵当の意味を理解する。スルックはいさぎよくファニーとの結婚を諦め、トビアから回ってきた手形に裏書きして恋人達にプレゼントする。ファニーとエドアルドは大喜び。
つづく

RETURN
オペラ名曲辞典TOP