第4幕 オルファーノ運河
短い前奏曲が不穏な空気を醸しだし幕が開く。
ジョコンダはジュディカ島にラウラを運ばせる一方、昨夜から姿の見えない母親チェーカの捜索を依頼する。アリア「自殺」によって自らの死と恋敵への殺意の間でゆれるジョコンダの苦悩が歌われる。そこに密偵バルナバに連れられやって来たエンツオはラウラの死を嘆き悲しみ、事の次第を話すジョコンダに怒りをぶつけるが、ラウラが息を吹き返すとジョコンダの計らいに感謝し、恋する二人は小舟に乗って去っていく。一人残されたジョコンダ。バルナバが約束どおり関係を迫るが、短刀で自らの胸を一突きにして倒れる。死に行くジョコンダにバルナバはジョコンダの母チェーカ殺しを独白して幕となる。
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