【基礎データ】
つばめ
La Rondine
ジャコモ・プッチーニ
Giacomo Puccini
台本:ジュゼッペ・アダーミ(イタリア語)
初演:1917年 3月27日、カジノ劇場(モンテ・カルロ)
演奏時間:全3幕:(第1幕:37分、第2幕:31分、第3幕:33分)1時間41分
時と場所:フランス第二帝政時代、パリと南フランスのリヴィエラ
楽器編成:
2Fl,1Pic,2Ob,EH,2Cl,Bs-Cl,2FG/4Hr,3Tp,4Tb/Tim,Perc/Hp,Cel,Pf/Str
概要:
当初プッチーニはオペレッタの制作を依頼されたが台本に満足できなかったため、オペラに書き換え、脚本家のジュゼッペ・アダーミに台本を依頼した。1914年2幕を完成させたが、その後編集者との意見が合わず封切りは1917年まで手間取る結果になった。最初このオペラは大成功を収めるが、プッチーニが加筆し続けたにも拘らず、人気は衰えて行った。しかし1幕でマグダが詩人プルニエの後を継いで歌う「ドレッタの美しい夢」をはじめ2幕で2組のデュエットの後をマグダが感動的に歌い続ぐ「あなたの爽やかな微笑みに乾杯」、3幕で最後の別れを、切ないストリングの響きと共に歌いあげる「今が別れの時」など魅力あふれるアリアが随所におかれている。また、台本はヴェルディの「椿姫」と、多数の共通点がある。
by MI
最終更新:20080503
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