第2幕
第2幕 ブリエの舞踏会場
舞踏会場は大勢の人々で華やいでいるが、ルッジェーロだけは取り巻く女達には目もくれず、ひとりテーブルに座っている。変装してやって来たマグダは、生来の美貌でたちまち羨望のまととなり、男達に囲まれる。マグダはルッジェーロの連れをよそおい彼の横に座り、ポーレットと名乗り、男たちを振り切る手段だったと嘘をつく。マグダの変装が見破れないルッジェーロ。2人は恋に落ちていく。詩人プルニエとマグダの小間使のリゼットも舞踏会場にやって来るが、マグダの目くばせで事情を察したプルニエは、銀行家ランバルトの姿を見つけ、リゼットとルッジェーロに踊りをすすめてその場から連れ出す。ランバルトは「一緒に帰ろう」と彼女を誘うが、マグダは「恋をしてしまったので帰れない。」と答える。ランバルトは「後悔しないように」と言って去っていく。
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