あらすじ
第1幕 ファブリッツィオ家の中庭
ファブリッツィオ家のジャンネットが兵役を終えて帰ってきた。母ルチアはお祝いの準備に余念がない。ルチアは夫のファブリッツィオに「次はお嫁さんね」と話しかける。すると木の上のカササギがすかさず「ニネッタ!ニネッタ!」と鳴く。小間使いのニネッタをお気に入りのファブリッツィオは「カササギが当てた!」と喜ぶがルチアは気に入らない。なぜなら、ルチアが銀の食器の手入れをニネッタに託すと、いつも失ってしまうからだ。ニネッタは良家の娘だったが、母亡き後、父が兵隊に召集され一人っきりになったので、ファブリッツィオ家に預けられていた。二人が退場するとニネッタがイチゴをたくさん摘んで帰ってくる。ニネッタは久しぶりに恋人ジャンネットと会える喜びにあふれている。ファブリッツィオも果樹園から息子の好物のナシをもいで戻ってくる。そこに母ルチアが銀食器を手に現れ、ジャネッタに「今度失ったら承知しないよ!」と手渡す。皆の祝福に迎えられ、ジャンネットが帰ってくる。若い恋人は再会を喜ぶ。
つづく

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