【基礎データ】
美しいパースの娘 La jolie fille de Perth
作曲:ジョルジュ・ビゼー
Georges Bizet(仏1838-1875)
台本:ジュール・アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges
ジュール・アドニス
Jules Adenis(仏語)
原作:ウォルター・スコットの小説「美しいパースの娘」
Walter Scott(スコットランド)「The Fair Maid of Perth」(英語)
初演:1867年12月26日
リリック劇場(パリ)
Lyric Theatre
演奏時間:約2時間30分(第1幕45分,第2幕35分,第3幕35分,第4幕35分)
概説:「真珠採り」「イヴァン四世(未完)」に続き、リリック劇場の支配人レオン・カルヴァーリョから依頼され、ビゼーが手掛けた作品。しかしその台本は原作の魅力を充分に生かしきれておらず、構成や歌詞に至るまで流れが分かりにくく、決してビゼーの気に入るものではなかった。初演はトップスターを主演に迎えたことと、演奏の質の高さからまずまずの盛況振りだったが、初演翌年のブリュッセル上演以降、暫く再演の機会には恵まれなかった。しかし近年フランスオペラが注目を集め始めたことに伴いこの作品の評価も上がり、オペラの通しは少ないが抜粋形式での上演は増えて来ている。
by Ikumi
最終更新:2009年9月9日
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