第3幕
スー・チョン国王の後宮
王であり夫であるスーに、すっかり愛情を持てなくなったリーザは、幼馴染のグスタフとスーの妹ミーの協力で、宮殿から逃げ出す計画を立てる。グスタフは外交官として、数週間前からこの地を訪れていたのだった。実はこの時ミーとグスタフは互いに惹かれ合い、想いも確かめ合っていた。けれどリーザの状況を考え、グスタフはミーと逢えなくなってでも、かつての想い人リーザをウィーンに連れ帰る決心をする。ミーもまた、慣習の違いに苦しむリーザの気持ちを分かり、これを受け入れた。しかし側近者の密告で、脱出は失敗してしまう。王スー・チョンの前に引き出される3人...。そこでスーはリーザの強い意志と、完全に分かり合うことのできない現実を認めざるを得なくなり、リーザをグスタフに託すことにする。2人を送り出し、別れを悲しむ妹ミーを慰めながら、スーは呟く。「心の辛さは見せずに、微笑みの下に隠そう」と...。この結末をどうとるかは観る者に委ねられ、スーの歌声が響く中、幕となる。
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