第2幕 薬局と中庭
センプロニーオは年甲斐もなく、自分こそがグリレッタにふさわしい結婚相手と息巻いている。そこに先ほど失恋したヴォルピーノが、センプロニーオがグリレッタの後見人であることを見込んでキューピット役を頼みに来る。しかし、当然断られてしまう。センプロニーオは新たな恋のライバル出現にますます燃え、グリレッタとの結婚の決意を新たにする。一方グリレッタは煮え切らないメンゴーネに、結婚の決断をせまる。そして嫉妬心を煽ろうと。ありもしないヴォルピーノとの婚約をほのめかす。メンゴーネも意地を張り、他の女性と結婚するなどと、心にもない嘘をつく。とうとう二人は喧嘩をしてしまう。落ち込むグリレッタにセンプロニーオが結婚をもちかける。なんと結婚契約書作成のためにもう公証人まで頼んであるというのだ。そこへやって来たのは公証人になりすましたヴォルピーノとメンゴーネ。お互い負けじと張り合って、契約書を作り始める。そしてニセ公証人たちは、新郎の名に自らの名前を書き込んでしまう。(おふざけの中にあって、たっぷりと聞かせるオーボーの旋律が実に美しくハイドンらしい気品を醸し出している。)いんちき公証人に腹をたてるセンプロニーオ、入り乱れるメンゴーネとヴォルピーノそしてヒロインのグリレッタ。コミカルなドタバタ四重唱が楽しく歌われる。
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