あらすじ:
第1幕テレヴィ河畔の人里離れた城壁:
チンナの手引きで、追放されていたチェチーリオがローマに戻ってきた。独裁官シッラはチェチーリオが死んだと欺き、チェチーリオの許婚者であるジューニアに求愛していた。チンナはシッラの圧政に反乱を起こす用意があることを告げる。チェチーリオは恋人に再会できる希望と喜びを歌う。
シッラ邸:
シッラはジューニアの愛を、どうしたら自分に向けられるか相談する。護民官のアウフィーディオは、強権で従わせるべきというが、妹のチェーリアは愛情と寛容こそ唯一の方法という。悲しみに暮れるジューニアにシッラは静かに語りかけるが、彼女はシッラの政敵である父マリウスと許婚チェチーリオへの仇から、これをきっぱりと拒否する。シッラは怒り、死刑をちらつかせ脅迫する。ジューニアはシッラと結婚するならば、死を…と父と許婚の霊に呼びかける。「影・亡霊のアリア」
地下室:
合唱が死んだ英雄に、復活して暴君を倒してくれと祈る。一人で祈るジューニアの前にチェチーリオが現れる。二人は再会の喜びに浸る。
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