ルクリーシアの凌辱 The Rape of Lucretia
ベンジャミン・ブリテン
Benjamin Britten(英1913〜1976)
台本:ロナルド・ダンカン(英)
原作:アンドレ・オベイの偽曲『リュクレースの凌辱』(Le viol de Lucrece)
初演:1946年7月12日グラインドボーン歌劇場(イギリス)翌年改訂され、これが今の決定作となる。
演奏時間:全2幕1時間30分(それぞれの幕は間奏曲でつながれた二つの場で構成される)
楽器編成:1Fl(Pic,Alto-Fl),1Ob(EH),1Cl(Bs-Cl),Fg/Hr/Perc/Hp/Pf/2Vl,Va,Vc,Kb
概説: この作品はブリテンが、オペラ「ピーター・グライムズ」(1945)の翌年に作曲したもので、オペレッタ「ポール・バンヤンPaul Banyan」(1941)を別とすれば、彼のオペラの第二作品目にあたる。このオペラは、有名なローマの物語を題材としている。コーラスの代わりに、舞台の両袖に立つ男女二人の“コメンテーター”役の歌手がいて、叙事的に筋を運んだり登場人物の心理を描写したりする。またブリテンのオペラには珍しい女性歌手に主役が与えられている。
by AS
最終更新:2008年10月10日

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