【あらすじ】 時と場所:紀元前500年頃。ローマ
<第1幕>
序曲/外幕だけ上がり、内幕は観衆の前に下ろされた状態。男女二人のコーラス役(語り手)がエトルリアの王子ターキニアの支配下で圧政されているローマの状況を語る。冒頭から不協和音がくり返される。
第一場/幕が上がる。ローマ城外。陣営のテント。夜
ローマの将軍コレティナス、ジュニアス、ターキニアス(エトルリアの暴君の王子)が酒を飲みながら、「女は信用できない」などと話している。またコラティナスの妻のルクリーシアは唯一貞淑さを持っていると噂をしている。それを聞いたターキニアスはジュニアスに、「本当にルクリーシアが貞淑か試してみよう」と話を持ちかける。激しい間奏曲になり、男性コーラス役が説明し、ターキニアスはローマへと馬を飛ばす。
第2場/ルクリーシアの家
ルクリーシアと、彼女の乳母ビアンカと侍女ルシアが、糸を紡いでいる。女性のコーラス役の語り手も加わり、抒情的なアンサンブル、夜の情景を表現した四重唱が歌われる。ルクリーシアのアリア「男たちは私たちに愛を教えるなんて、なんてむごい」。ターキニアスが到着すると、彼はルクリーシアに一晩の寝床を求める。男女のコーラス役二人は「ルクリーシアがターキニアスを寝室に案内する」と状況を説明し、ルクリーシアとターキニアスの短い二重唱が歌われる。何度も「おやすみなさい」と歌詞が繰り返され、一同寝室に引き上げ、外幕が下ろされる。
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