【基礎データ】
ルクレツィア・ボルジア/Lucrezia Borgia
作曲:ガエターノ・ドニゼッティ/Gaetano Donizetti(1797~1848)
台本:フェリーチェ・ロマーニ/Felice Romani、イタリア語
原作:ヴィクトール=マリー・ユゴー/Victor-Mrie Hugo(1802~1885)、戯曲「ルクレツィア・ボルジア」
初演:1833年12月26日、ミラノ/Milano、スカラ座/Teatro alla Scala
演奏時間:プロローグ42分、第1幕38分、第2幕1時間4分、合計約2時間24分
楽器編成:
2Fl(Pic),2Bo,2Cl,2Fg/4hr,2Tp,3Tb/Tim,Perc(BD,Cym,SD,Trgl)/Hp/Str
Banda:Cmp
概説:「ルクレツィア・ボルジア」はドニゼッティ44作目のオペラである。ユゴーの同名戯曲を原作とするこの作品の初演は高い評価を受けながらも、宗教問題やミラノの検閲の許可が下りないなどの問題を抱えており、初演後は改訂や題名を変えて上演された。そのため「ルクレツィア・ボルジア」の次回公演には3年もの歳月をようしたのである。ボルジア一族の為に政略結婚を繰り返し、愛する人々を殺されていった実在の人物ルクレツィアの悲劇をドニゼッティの秀逸な音楽が訴えかけてくる。
by MI
最終更新:2010年5月9日
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