時と場所:16世紀中頃
あらすじ-第1幕
カタリーネ教会。明日は聖ヨハネ祭。金細工師の親方ポーグナーの娘エファと騎士ワルターは礼拝の席でそっと目を交わす。礼拝が終わるとエファは乳母マグダレーネに付き添われワルターの近くにやってくる。マグダレーネが教会に忘れ物を取りに行っている間にワルターはエファに婚約者はあるかと尋ねる。マグダレーネが戻り連れ戻されそうになるが、そこに靴屋の徒弟ダーヴィトが教会の控え室の幕を引くのが見える。マグダレーネとダーヴィトは恋仲である。マグダレーネは一瞬困惑する。そして明日の歌合戦で優勝したマイスタージンガーがエファの花婿になると告げる。歌の規則を知らないワルターは失望する。ダーヴィトが歌の試験の準備にやってきた。彼に歌の規則を教わることになったワルターは規則の煩雑さに頭を抱えるが、マイスターとは立派な詩を作り、それに合う新しい音楽を付けられる人だと聞いて希望を取り戻し試験に挑む。エファと結婚を望む書記ベックメッサーは、ライバルの出現に渋い顔。彼は記録係として採点を担当。ワルターが若々しく春の喜びを歌いだすと、間違いだらけで落第だと攻撃する。靴屋の親方ザックスがかばうが受け入れられない。
つづく

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