【あらすじ】 時と所:1228年 バッサーノ(イタリア・ヴェローナの北方)
<幕前の物語>
サリングェルラ伯爵リッカルドと、ヴェローナ領主エッツェリーノ家の公女クニーザの結婚式が、バッサーノで行われていた。エッツェリーノ家は、ヴェローナを支 配する際、サリングェルラ家の援助を受けていたため、これは好都合な縁組みであった。ところがその場には、新郎リッカルドに甘い言葉で誘惑され、挙句に騙され 捨てられた、レオノーラの姿もあった。レオノーラの父オベルトは、エッツェリーノ家との戦に破れ、ヴェローナを追われマントヴァにいたが、既に母を亡くしてい たレオノーラは、叔母を頼りヴェローナに残っていた。しかしこの日レオノーラは、リッカルドの裏切りを暴露するためにバッサーノへやってきたのだ。
第1幕へつづく
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