第3幕 黄泉の国へ向かう三途の川のほとり
妻を亡くしたオルフェオは、希望の精に導かれ、黄泉の国へ向かう冥界へと渡る川へ辿り着く。ところが川の渡し守カロンテが、生きている者は通すことができないと、オルフェオの行く手を阻む。オルフェオが「偉大なる精霊よ Possente spirto」を歌い心から訴えかけたが、カロンテは通してくれない。それでも諦めず力強く歌うオルフェオの美声が、いつしかカロンテを眠りへと誘い、その間にオルフェオは川を渡ってしまう。精霊達は彼の勇気を讃え合唱した。
つづく
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