第4幕 第1場/森の中
 リオネルの許を去ったジャンヌだったが、心の中からはどうしても彼への想いが消せず、彼女はとうとう追って来たリオネルの腕に抱かれると、2人は愛の二重唱を歌った。天からジャンヌの過ちを責める声が聞こえた所へ敵国の兵士が現れ、裏切り者のリオネルは殺され、ジャンヌは捕えられる。ジャンヌは「私もすぐに貴方の許へと行きます」と、倒れたリオネルに向かいキスを送った。
第2場/ルアンの広場
 捕虜となったジャンヌは宗教裁判で有罪となり、火刑が決まる。火刑台に登るジャンヌを、人々が魔女と罵しったり憐れみを見せたりした。ジャンヌがリオネルの死体の上に十字架を置いて欲しいと願い出ると、王の家臣デュノアが自分の胸の十字架を取りそっと置いてくれた。そして火は放たれる…。燃え盛る炎の中、天から「汝は赦された」という声が聞こえた。(幕)
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