第3幕
エルヴィラの館の近くの森。エンリケッタ王妃を無事に逃したアルトゥーロはイングランドを去ろうとするが、その前に一目エルヴィラに会いたいとやって来た。そこへ狂乱のエルヴィラが現れる。アルトゥーロが「泉のほとりで」を歌い、一緒に逃げた女が実は王妃エンリケッタであることを告白する。エルヴィラは誤解が解け正気を取り戻し、再び熱烈に愛し合う二人。二重唱「わたしの腕の中に」。しかし兵士の足音が迫ると、エルヴィラは再び狂乱して兵士を呼ぶ。逮捕されたアルトゥーロは死刑を宣告される。エルヴィラは正気に戻りアルトゥーロと共に運命を共にすると誓う。刑が執行されようとする寸前、使者が現れ「ステュワート家が滅び共和国になった!」と告げる。アルトゥーロも赦免され、晴れて二人は結ばれる。(幕)
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