そこへトロムボノク男爵が血相を変えて飛び込んでくる。プロンビエール中の馬車が予約済みで、明日ランスへ行くのに1頭の馬も調達できないのだ。一同大ショック。と、そこにコルテーゼ夫人が一通の手紙を取り出す。それには「ランスでの戴冠式の後、国王は数日でパリに戻り、そこでまた大々的に祝典が催される。」と記されていた。それを聞いたフォルヴィル伯爵夫人は、全員をパリの自宅に招待しましょうと申し出る。これには一同大感激。そこで、一同ランスへ行くための費用を使い「金のユリ亭」で戴冠式を祝う大宴会をしようと決める。この大騒ぎの中、メリベーア侯爵夫人とリーベンスコフ伯爵が大喧嘩をしている声が聞こえてくる。しかし伯爵が謝り、その優しさにうたれた侯爵夫人は彼の求婚を受け入れる。「金のユリ亭」の庭には、大宴会の支度が整った。晩餐会のスタイルでいざこざが起きそうになったが、トロムボノク男爵の提案で、王家にならい、それぞれのお国振りで…ということでうまく話がまとまる。ドイツの歌、ロシアの歌、ポーランドの曲…楽士や踊りが加わり宴も盛り上がる。最後に皆のリクエストでコリンナがフランスと国王シャルル十世を讃える即興詩を歌い、一同唱和したところで幕となる。
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