あらすじ
プロローグ
モンタギュー家とキャピュレ家の相剋の中から生まれたロメオとジュリエットの愛が全キャスト及び合唱で歌われる。
第1幕
キャプレ家の回廊
仮面をつけた紳士淑女が今夜の舞踏会に華やかに着飾って集まってくる。主人キャピュレが現れ、娘ジュリエットを紹介し、人々は彼女のあまりの美しさにため息をつく。今夜は存分にお楽しみ下さいと言う主人の言葉に皆は思い思いに散っていく。人がいなくなると、そこに仮面をつけたロメオがメルキューシオらの友人を連れて忍んでくる。仮面を取ってひと騒ぎ起こそうかというメルキューシオをロメオが制すると、彼ぱロメオをからかって歌う(マゾの女王のバラードBallade de la reine Mab)。メルキューシオはロメオの恋人のロザリーヌが舞踏会に来たようだと言って彼を連れ去る。
ジュリエットが乳母とともに現れる。乳母がパリスとの結婚が近いのでしょうというのに対してジュリエットは笑いながらもっと青春を謳歌したいわと軽やかに歌う、ジュリエットのワルツ(私は生きたいの Ah!Je veau vivre)。
通りかかった家老のグレゴリオが乳母のジェルトリュードを誘っていき、1人になったジュリエットにロメオが話しかける。2人は丁重な会話を交わしながらも、一瞬にして互いを愛するようになる。そこにティバルトが彼女を捜しに来るのでロメオは彼女がキャピュレ家の娘である事を知り驚く。彼は立ち去ろうとする時のあいさつの声でティバルトにロメオである事を見抜かれる。ジュリエットも彼がロメオであると知り驚き立ち去る。ティバルトがロメオを見つけ、皆とともに現れ剣を抜こうとするが、キャピュレに諌められる。彼らは互いにはやる心を抑え、メルキューシオはロメオと友人たちを連れて足早に立ち去る。宴会に集まった人々の楽しい合唱で幕を閉じる。
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