サロメ Salome
時と場所:紀元30年頃。シリアのヘローデスの宮殿。
あらすじ:
全1幕-第1場
夏の月夜のこと。ヘローデス王の饗宴が繰り広げられる中、外のテラスから衛兵隊長ナラボートが「王女サロメはなんと美しい」と見とれる。そんなナラボートに恋心を持つ小姓は不安になったりたしなめたりする。サロメは王の異母兄弟の妻だった現王妃ヘローディアスの連れ子だった。そのとき突然地下の古井戸から救世主到来を予言する予言者ヨハナーンの警告が響く。
第2場
サロメは義父ヘローデスの執拗な眼差しを避けてテラスに出た。それをナラボートがいたわる。すると再びヨハナーンの声が。一目会いたいと思うサロメは兵士達にヨハナーンを連れ出すことを命じるが聞き入れられない。そこで自分に心を寄せるナラボートに連れてくるよう命令する。はじめは断ったものの兵卒に命じてヨハナーンを井戸から曳き出させる。
つづく

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